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少女達の歌声(日記)

昨日、休憩で外に歩きに出た時のこと。

近くの小学校の通学路になっているところを通った折、ふいに後ろから
元気に息が合って、いかにも楽しげな少女達の歌声が聞こえてきた。

忙しい仕事に追われている中で乾いた私の中に
大きな潤いを与えられ、とても救われ、笑顔が隠せなかった。
温泉に浸かって、ああ、極楽だ、と浮き上がる感覚に似ているのかもしれない。

小学校で習った歌だろうか、彼女達の心はまさに通じ合っていて、
顔も知らない作詞家の書いた曲を歌った、どんなアイドルの歌唱より
心の情景が見えて素晴らしかった。
その波長に私は久々に素直に共鳴、感動して、
こういう歌を間近で聴ける親の幸せな顔を想像した。

もっと聞いていたい

道の向こう側を同じ方向に、少し一緒に歩いたところで、
私は曲がらなくてはならないのが惜しく思った。